足が速いとは何だ事件

大学1年の時、陸上部でよく練習していた。
陸上部の先輩から話を聞くことや書いたものを読むこともあった。

その時の陸上部のキャプテンは4年生で、私たちのチームで1人だけ全カレの出場権を獲得するほど足は速かった。

そんなキャプテンがあるとき言っていた印象深い話がある。

「陸上競技をしていると、例えば5kmだったら15分を切れないといった、ある記録をなかなか越えることができなくて、壁を感じるという人がいると思うが、それは違うと思う。なぜなら、時間というものは連続であり、1秒の積み重ねが1分になっているだけだ。だから14分59秒からの1秒も、15分00秒からの1秒も同じ1秒だ。時間は連続、心に壁を作っているのは走っている自分自身だ。」

まずは心の壁をなくすことが全てのはじまりかもしれない。