恐怖の鬼ごっこ
中学2年の頃だが、よく2人で鬼ごっこをしていた。それも授業と授業の合間の休み時間とかである。
キンコンカンコーンとチャイムの音が鳴り終わり、休み時間になると鬼ごっこが始まる。休み時間が終わりチャイムが鳴り終わる瞬間まで続き、その次の休み時間でまた始まるのである。
かなり忙しいことになるが、2人なので走って逃げるというより、当てて鬼にされた後で、すぐに当て返すという局面が多くなる。休み時間が終わる時のチャイムが鳴り終わる瞬間に激しい攻防となる。なぜなら授業が始まってしまうとその授業の間中、自分が鬼という立場がキープされてしまうのである。それを避けるために攻防が激しくなるのである。といっても暴力的ではなく穏やかに進む。
そのよく鬼ごっこをしていた相手は、野球部だけど長距離では校内で一番足が速かったYくんである。私は陸上部では長距離で一番足が速かった(といっても同学年の陸上部長距離は3人だったけどね)ので、心の中でいつかこの野球部Yくんに勝ちたいと思っていたと思う。
そんなライバル心もありながらの鬼ごっこ。部活以外でも体を自然とよく鍛えていたことになる。今、同じことを公立中学校でやったら問題になるのかなぁとか少し気になる。