恐怖の男子クラス事件
高校の頃の話である。高校はよくある公立共学だったのだが、2、3年生は理系と文系に分かれる際に、どうしても男子が理系に集まるせいか、男子クラスが作られていた。
つまり、各学年7クラスで、1年生は理系と文系の区別がないため、普通に共学。2年生と3年生は理系が3クラス、文系が4クラスだった。このうち2年1組と3年1組だけが男子だけの男子クラスになるのである。
ということで2年生と3年生でクラス替えがあるにも関わらず、私は2年連続男子クラスになった。ついでに言うと1年生、2年生、3年生と担任が全く同じだった。
男子クラスになると途端に女子との接点が減る。なにせクラスに男しかいないのだ。年間を通して1組の教室に女子が入室するのは数えるぐらいしか機会がなく、年間で10回もなかったのではないかと思う。おそらく男臭が漂い、早弁がはびこり、しかし男の先生は口々に「このクラスはやりやすいなあ」と言っていた。多分同性で気を使わなくていいからだったのかもしれない。
共学でありながら、男子だけの進学校?的な雰囲気も実は体験していたとつくづく思う。なお、部活は共学らしく一緒に練習していた。
放課後になれば部活で女子が見られる。あと学内でやる模試とかの時も頭のいい女子が見られる。そんな高校生活であった。